パドレス・アライズが7日間のIL入り 脳震盪プロトコルへ
2025.4.22 08:30 Tuesday
日本時間4月22日、パドレスは前日の試合で相手選手と衝突して負傷退場したルイス・アライズを7日間の故障者リストに登録したことを発表した。7日間の故障者リストは選手に脳震盪などの症状がある場合に特例として使用されるものである。マイク・シルト監督によると、アライズの検査結果は良好で、骨折もしていないとのこと。今後は脳震盪プロトコルを経て、戦列復帰の可否が判断されることになる。
現在28歳のアライズは昨季まで3年連続で首位打者のタイトルを獲得しているメジャーを代表する安打製造機。今季は開幕4試合で13打数ノーヒットに終わったが、それ以降に持ち直し、ここまで22試合に出場して打率.287(87打数25安打)、3本塁打、7打点、2盗塁、OPS.755を記録している。
アライズは日本時間4月21日のアストロズ戦で初回にセーフティバントを試みた際、一塁のベースカバーに入ったマウリシオ・デュボンと衝突。起き上がることができず、担架で運ばれてそのまま負傷交代となった。ただし、アライズは搬送される際に親指を立てて「グーサイン」を見せており、最悪の事態は回避できた模様。脳震盪のダメージ次第ということにはなるものの、早期復帰できる可能性も残されている。
パドレスはシーズン序盤から故障者が続出しており、野手陣ではジャクソン・メリル、ジェイク・クロネンワース、ジェイソン・ヘイワード、ブランドン・ロックリッジが故障者リスト入り。アライズの離脱でさらに戦力ダウンし、野手陣は厳しいやりくりを強いられることになる。なお、アライズの故障者リスト入りに伴い、内野のユーティリティであるメイソン・マッコイがメジャー昇格を果たしている。