アスレチックスの有望株カーツがメジャー昇格 強打の一塁手
2025.4.22 08:45 Tuesday
日本時間4月22日、アスレチックスの有望株ニック・カーツのメジャー昇格が決まったことが明らかになった。米公式サイト「MLB.com」でアスレチックスを担当するマーティン・ガイエゴス記者が報じている。カーツは昨年のドラフト全体4位指名でプロ入りしたばかり。まだマイナーではわずか32試合しかプレーしていないが、その32試合で打率.336、11本塁打、37打点、OPS1.121と圧倒的なパフォーマンスを見せ、早期のメジャー昇格が決定した。
現在22歳のカーツは「MLB.com」のプロスペクト・ランキングで球団1位・全体35位の高評価を受けている有望株。アスレチックスは日本時間4月23日から本拠地サターヘルス・パークでの6連戦(レンジャーズ3連戦とホワイトソックス3連戦)がスタートするが、カーツはこのホーム6連戦でメジャーデビューすることがほぼ確実となった。
カーツはプロ入り直後から持ち前の強打を発揮し、プロ1年目の昨季はマイナーA級とAA級で合計12試合に出場して打率.368、4本塁打、13打点、OPS1.283をマーク。今春のスプリング・トレーニングでは14試合に出場して2本塁打を放ち、シーズン開幕後はAAA級で20試合に出場して打率.321、7本塁打、24打点、OPS1.040と打ちまくった。少なくとも打撃面に関しては、もはやマイナーでやり残したことはないという状態だ。
カーツは一塁手だが、アスレチックスの一塁は現在、タイラー・ソダーストロムがメジャー最多タイの9本塁打を放つなど好調を維持している。そのため、アスレチックスがカーツとソダーストロムをどのように共存させるのか注目が集まる。なお、ガイエゴス記者によると、マーク・コッツェイ監督は主砲ブレント・ルーカーを含めた3選手を一塁、DH、外野でローテーション起用していく可能性を示唆しているようだ。