ドジャース・スネルの復帰が遅れる見込み ノースロー調整へ
2025.4.24 07:00 Thursday
日本時間4月24日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は戦列復帰に向けてキャッチボールを行ったブレイク・スネルについて「状態が良くなかった」と明かした。シャットダウン期間が設けられ、当面のあいだはノースロー調整となる見込みだ。また、改めて検査を受ける可能性も浮上しており、離脱が当初の想定よりも長期化する可能性が出てきた。
スネルは「左肩の炎症」と診断され、日本時間4月7日に15日間の故障者リスト入りが発表された(故障者リスト入りは日本時間4月4日にさかのぼって適用)。スネルは左肩の痛みを訴えてMRI検査を受けることになったが、炎症が確認された以外の異常はなかった。そのため早期復帰が期待されていたが、スネルの離脱は当初の想定よりも長引きそうだ。
現在32歳のスネルはサイ・ヤング賞2度の実績を誇る左腕。昨季終了後にオプトアウトの権利を行使してFAとなり、5年1億8200万ドルの大型契約で今季からドジャースに加わった。今季はここまで2試合に先発して9イニングを投げ、1勝0敗、防御率2.00を記録。ただし、4奪三振に対して8つの四球を与えるなど、投球内容は決して良くなかった。
ドジャースは現在、山本由伸、佐々木朗希、タイラー・グラスナウ、ダスティン・メイの4人が先発ローテーションの5枠のうち4枠を占め、残りの1枠を固定することができていない状況。安定した戦いをするためにスネルの早期復帰が望まれるが、もうしばらくはスネル不在の状態での戦いを強いられることになりそうだ。