山本vsスキーンズはスキーンズに軍配 ドジャースは完封負け
2025.4.26 13:55 Saturday
【パイレーツ3-0ドジャース】@ドジャー・スタジアム
日本時間4月26日、パイレーツのポール・スキーンズとドジャースの山本由伸による投げ合いが実現した。山本は今日は制球を乱す場面もありながら、5回3失点(自責点1)と粘りのピッチング。しかし、スキーンズは6回1/3を無四球9奪三振無失点とドジャース打線を圧倒。山本は今季2敗目(3勝)を喫し、スキーンズには3勝目(2敗)が付いた。大谷翔平は4打数無安打に終わった。
山本は初回、パイレーツの1番オニール・クルーズに四球を与え、クルーズはすぐにMLBトップタイの12個目の盗塁を決める。二死となってから4番エンマニュエル・バルデスにタイムリーを浴び、山本は先制点を許してしまう。その後、2、3回にも先頭に四球を与えたが、山本は徐々に調子を上げていった。
しかし5回、先頭を三塁手マックス・マンシーのエラーで出塁させてしまうと、続くクルーズにタイムリーを浴びて2失点目。さらに二死1・3塁となってから、5番キブライアン・ヘイズにもタイムリーを打たれ、山本は3失点目を喫した。自責点は1のみだが、3失点は今季ワースト。さらに4四球はキャリアワーストと、山本はやや精彩を欠いた。防御率は0.96から1.06となったものの、1位だった千賀滉大(メッツ)が自責点2を喫して後退したことで、山本はナ・リーグの防御率ランキング1位となった。
しかし、山本はナ・リーグトップタイの4勝に並ぶことはできなかった。パイレーツ先発のスキーンズはドジャース打線を圧倒。4回まで散発3安打しか許さず、5回は二死2塁のピンチで大谷翔平から空振り三振を奪った。6回も安打を許しながら無失点に抑え、7回も先頭まで投げた。終わってみれば6回1/3を5安打無四球9奪三振の内容で無失点ピッチング。キャリアハイの108球を投げ抜いての熱投だった。
パイレーツはその後、ライアン・ボルッキー、デニス・サンタナ、そして不振で一時マイナーに降格していたデービッド・ベッドナーが無失点リレー。ドジャースは打線に元気がなく、今季初の3連敗。ただ、ナ・リーグ西地区は全球団が敗れ、順位に変動はない。ドジャースは依然、首位パドレスを1ゲーム差で追う3位に着けている。
大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場し、4打数無安打に終わった。第1打席は打球速度約160キロのセンターフライ、第2打席はピッチャーゴロ、第3打席は空振り三振(第3打席までスキーンズと対戦)、第4打席はセンターフライだった。大谷は直近15試合で打率.226、OPS.707と振るわず、今季通算成績は打率.260、OPS.834となっている。