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アレナドのサヨナラ弾でカージナルス連勝 ヌートバーも活躍

2025.4.27 06:41 Sunday

【ブリュワーズ5-6xカージナルス】@ブッシュ・スタジアム

 日本時間4月27日、カージナルスはラーズ・ヌートバーの2安打2打点2得点の活躍、そしてノーラン・アレナドのサヨナラ本塁打に助けられ、同地区ライバルのブリュワーズに連勝。ブリュワーズは2点ビハインドの9回に、守護神ライアン・ヘルスリーからジャクソン・チューリオが同点2ランを放つなど粘りを見せたが、アレナドの一発に沈んだ。ブリュワーズは4連敗を喫し、4位カージナルスとの差は0.5ゲームに縮まっている。

 2回、カージナルスは一死3塁から犠牲フライで先制する。3回にも無死2塁から1番ラーズ・ヌートバーがタイムリー二塁打、3番ブレンダン・ドノバンもタイムリー二塁打を放って2得点。4回にもヌートバーにタイムリーが飛び出し、ブリュワーズ先発のクイン・プリースターから5回で5得点を奪った。

 一方のカージナルス先発ソニー・グレイは6回3失点でクオリティスタート。5回にブリュワーズの9番ケイレブ・ダービン、1番ジャクソン・チューリオに連続タイムリー二塁打を浴びて2失点、6回にも内野ゴロの間に1点を失ったが、リードを守り抜いた。カージナルスはグレイ降板後、スティーブン・マッツ、ライリー・オブライエン、フィル・メイトンが無失点で繋ぎ、絶対的守護神ライアン・ヘルスリーまでお膳立てした。

 しかし、きょうはヘルスリーがまさかのセーブ失敗。一死1塁からチューリオに6号2ランを浴び、2点のリードを吹き飛ばしてしまった。

 同点に追いつかれたカージナルスは9回裏、一死から4番ノーラン・アレナドが打席に。アレナドはブリュワーズ守護神トレバー・メギルの内角高めの速球を巧みに捉え、レフトスタンドへ3号サヨナラソロ。劇的な勝利を飾った。カージナルスはメッツ、ブレーブスとの直近2カードは1勝6敗と急ブレーキがかかっていたが、同地区ライバル・ブリュワーズとの3連戦は連勝で勝ち越しが決定した。

 ヌートバーは「1番・右翼」でスタメン出場。4打数2安打1四球2得点2打点と活躍し、今季通算成績は打率.263、OPS.826に向上した。さらにきょう第1打席に四球を選んだことで、試合の先頭打者として選んだ四球数の新記録を樹立。1961年のエクスパンション以降では3・4月は9個の先頭打者四球が最多だったが、ヌートバーは今季既に10個を選んで記録を塗り替えた。ヌートバーは今季メジャー3位タイの22個の四球を選び、リードオフの役割を全うしている。


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