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Dバックス・スアレスが1試合4本塁打 史上19人目の快挙に

2025.4.27 13:20 Sunday

 日本時間4月27日、ダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレスが1試合4本塁打の快挙を成し遂げた。1試合4本塁打は同じダイヤモンドバックスでJ・D・マルティネスが2017年9月に達成して以来、8年ぶりで史上19人目の偉業。スアレスはこの大爆発でシーズン10本塁打に到達し、本塁打ランキングでMLBトップに躍り出た。なおダイヤモンドバックスはシーソーゲームの末、7対8でブレーブスに敗れている。

 スアレスは開幕5試合で5本塁打とスタートダッシュに成功したものの、それ以降は83打席で打率.139、OPS.489と大ブレーキ。しかし本日27日のブレーブス戦の2回から、快進撃が始まった。

 0対2のビハインドで迎えた2回の第1打席、ブレーブス先発グラント・ホームズの低めの速球を捉えて左中間に追い上げの7号ソロ。そして4回、今度は3対2とリードを奪って迎えた一死1塁の場面では、再びホームズの高めの速球を捉えて、左中間に追加点の8号2ランを放った。

 そして自身の本塁打で5対2とリードして迎えた6回、走者なしで今度はホームズのスライダーを捉え、9号ソロで追加点。スアレスが1試合3本塁打を記録するのは自身3度目、さらにダイヤモンドバックスでは史上3人目の快挙だった。スアレスの八面六臂の活躍で4点のリードを得たダイヤモンドバックスだったが、ブルペン陣が6・7回に5失点。まさかの炎上で1点のビハインドを背負う展開になってしまった。

 そして1点を追う9回、先頭の打席に入ったのは他でもないスアレス。逃げ切りを図るブレーブス守護神のライセル・イグレシアスが投じたフルカウントからの速球を捉えると、レフトへきょう4本目の10号ソロ。スアレスの4本の本塁打の内、最初の3本は30球場中30球場で本塁打になるノーダウター(文句なし)の一発だった。イグレシアスから放った4本目は30球場中29球場でスタンドインの当たりであり、唯一この打球が本塁打にならないのは、奇しくもブレーブス本拠地のトゥルイスト・パークのみだった。

 スアレスの劇的な同点弾で首の皮一枚繋がったダイヤモンドバックスは、延長タイブレークで暴投で決勝点を献上。裏の攻撃では無得点に終わり、スアレスの4本塁打は結局、空砲に終わってしまった。


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