ブレーブスがロサリオ獲得を発表 ケルニックがマイナー降格
2025.4.29 08:52 Tuesday
日本時間4月29日、ブレーブスはドジャースを退団してFAとなっていたエディ・ロサリオとメジャー契約を結んだことを発表した。ロサリオは2021年途中から2023年までブレーブスでプレーしており、2年ぶりの古巣復帰となる。40人ロースターの枠を空けるために右腕ザック・トンプソンがDFAとなり、アクティブ・ロースターの枠を空けるために若手外野手のジャレッド・ケルニックがマイナーAAA級に降格となった。
現在33歳のロサリオはメジャー通算169本塁打の実績を誇るプエルトリコ出身の外野手。ドジャースとマイナー契約を結んだ今季は大谷翔平の「産休リスト」入りに伴ってメジャー昇格を果たしたが、大谷の戦列復帰と同時にDFAとなり、マイナー降格を拒否してFAとなっていた。ブレーブスでは2021年のリーグ優勝決定シリーズで打率.560(25打数14安打)、3本塁打、9打点、OPS1.647の猛打を見せ、シリーズMVPを受賞。1995年以来26年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献した実績がある。
現在25歳のケルニックは毎年のようにブレイクを期待されている元トップ・プロスペクト。移籍2年目の今季はここまで23試合に出場し、打率.167(60打数10安打)、2本塁打、2打点、OPS.531と打撃不振に苦しんでいた。当面のあいだはマイナーAAA級で調整を行い、試合に出場しながら打撃の状態が上向くのを待つことになりそうだ。
なお、ブレーブスはエンゼルスからDFAとなっていた右腕イアン・アンダーソンをウエーバーで獲得。アンダーソンは今年3月に左腕ホセ・スアレスとのトレードでエンゼルスへ移籍したばかりであり、わずか1ヶ月でブレーブスに戻ってくることになった。今季は7試合にリリーフ登板して0勝1敗、1ホールド、防御率11.57と苦しいピッチングが続いている。