メッツの左腕ミンターが今季絶望か 左広背筋を痛めて離脱中
2025.4.30 08:49 Wednesday
メッツのセットアッパーとして活躍している左腕A・J・ミンターが今季終了となる可能性が出てきた。ミンターは日本時間4月27日のナショナルズ戦に登板したものの、左広背筋を痛めて1イニングを投げ切れずに降板。その後、15日間の故障者リストに登録されている。米公式サイト「MLB.com」でメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者によると、ミンターは現在、複数の医師による診察を受けており、手術を受ける場合には今季絶望となる可能性もあるようだ。
現在31歳のミンターはブレーブスのセットアッパーとして活躍してきた左腕。今季から2年2200万ドルの契約でメッツに加入し、ここまで13試合に登板して7ホールド、防御率1.64とセットアッパーとして見事な活躍を見せている。ミンター以外に頼れる救援左腕がいないメッツにとって、ミンターを欠くことは大きな痛手となるだろう。
手術を受けずに患部の回復を待つという選択肢も残っているが、カルロス・メンドーサ監督は「その場合もかなりの期間、離脱することになるだろう」と話している。デービッド・スターンズ編成本部長は「情報収集をしている段階」としつつも「広背筋の故障は厄介なんだ」とコメント。「できる限りの情報を集め、ミンターとともに最も賢明な選択をしたい」と今後の方針について語った。
ミンター自身は「正直に言って、今後のことはまだわからない。ただ待つしかない」とコメント。2021年から3年連続で60試合以上に登板したあと、昨季は左股関節の故障もあって39試合の登板にとどまったが、今季も長期離脱することがほぼ確実となった。メンドーサ監督は「大きな痛手だよ。嘘はつきたくない」と本音を吐露する一方で「ほかの選手たちがなんとか穴を埋めてくれるはずだ」と新戦力の台頭に期待を寄せている。