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Rソックス・吉田の離脱は長期化か ボストンで再検査の予定

2025.4.30 09:09 Wednesday

 右肩手術のリハビリで開幕から故障者リスト入りしている吉田正尚(レッドソックス)だが、現在も戦列復帰の見込みは立っておらず、離脱がさらに長期化する可能性も出てきた。日本時間4月30日、アレックス・コーラ監督が語ったところによると、吉田は右肩の回復具合が思わしくなく、チームが本拠地フェンウェイ・パークに戻る日本時間5月3日以降にボストンへ移動し、球団のトレーニング・スタッフによる再検査を受ける可能性があるという。

 今春のオープン戦では11試合に出場し、打率.286(35打数10安打)、1本塁打、7打点、OPS.686を記録した吉田。指名打者としての出場は可能な状態だが、レッドソックスは今季、アレックス・ブレグマンの加入に伴って若き主砲のラファエル・デバースが三塁から指名打者に移っている。そのため、コーラ監督は吉田の右肩が100%の状態に回復し、外野の守備に就けるようになるまで復帰させない方針を固めている。

 吉田の右肩は思うように回復しておらず、まだ守備に就ける状態にはなっていない。そのため、マイナーでのリハビリ出場もスタートしておらず、米公式サイト「MLB.com」でレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者は吉田の復帰時期について「早くても5月下旬」との見通しを示している。再検査を受け、その結果が思わしくないようなら、吉田の離脱はさらに長期化することになるだろう。

 また、無事に復帰できたとしても、吉田の立場が厳しいものであることに変わりはない。レッドソックスは野手の層が非常に厚く、吉田の出場機会は「対右腕用の左翼手」に限定されることが予想される。マイナーAAA級で大活躍中の有望株ロマン・アンソニーが昇格すれば、レッドソックスが吉田を起用する必要性はさらに低くなる。高額年俸でトレードも難しいため、吉田が出場機会を増やすためには、レッドソックスの限られた出場機会のなかで打力を証明するしかない。


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