レンジャーズ・デグロムが待望の白星 2023年4月23日以来
2025.4.30 11:56 Wednesday
【アスレチックス2-15レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド
日本時間4月30日、レンジャーズは本拠地グローブライフ・フィールドでのアスレチックス4連戦の2戦目を迎え、6回裏に一挙8得点のビッグイニングを作るなど15対2で大勝。連敗を3で止め、同地区対決4連戦は2戦目を終えて1勝1敗となった。レンジャーズ先発のジェイコブ・デグロムが6回4安打無失点の好投で今季初勝利(1敗)を挙げ、2番手のデーン・ダニングは3回2失点でメジャー初セーブを記録。アスレチックス先発のジェイコブ・ロペスは3回途中6安打3失点でメジャー初黒星を喫した。
自身2度目のトミー・ジョン手術を乗り越え、昨年9月に戦列復帰を果たしたデグロム。サイ・ヤング賞2度の実績を誇る好投手が2年ぶりとなる白星を手にした。初回を打者3人で抑えると、2回表は先頭打者に内野安打を許したあとに三者連続三振。3回表と4回表を三者凡退に抑えるなど、わずか65球で6イニングを投げ抜き、被安打4、奪三振7、無四球、無失点という好投を見せた。
復活の白星を目指すデグロムを打線も強烈に援護。初回二死満塁の好機は生かせなかったが、2回裏にジョシュ・スミスのタイムリーで先制するなど、4回までに4対0とリードを広げた。6回裏には4本のタイムリーを放ち、一挙8点を追加。7回表にシェイ・ランゲリアーズの6号2ランで2点を返されたが、8回裏にカイル・ヒガシオカが走者一掃の3点タイムリー二塁打を放ち、15対2で勝利した。
デグロムはレンジャーズ移籍1年目の2023年4月23日(現地時間)のアスレチックス戦以来、実に737日ぶりとなる白星をゲット。全盛期ほどの圧倒的なピッチングではないものの、今季ここまで6試合に先発して防御率2.73、被打率.215、WHIP1.00と自身に与えられた役割をしっかり果たしている。この1勝を復活の狼煙として、ここからさらなる活躍を期待したいところだ。