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テオスカーが打点王に浮上 首位打者はレッズ移籍のラックス

2025.4.30 15:46 Wednesday

 日本時間4月30日、テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)は本拠地ドジャー・スタジアムでのマーリンズ戦で5打数4安打4打点の大活躍を見せた。これで今季31打点となり、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)とウィルマー・フローレス(ジャイアンツ)を抜いてメジャートップに浮上。得点圏打率は4割を超えており、今季も勝負強い打撃が光っている。なお、ア・リーグではジャッジが打率4割台をキープして話題となっているが、ナ・リーグでは元ドジャースのギャビン・ラックス(レッズ)が打率トップに立っている。

 昨季キャリアハイの33本塁打を放ったヘルナンデスは、今季ここまで28試合に出場して打率.297、9本塁打、31打点、OPS.926の好成績をマーク。打点はメジャートップ、打率はリーグ15位、本塁打はコービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)、ジェームス・ウッド(ナショナルズ)と並んでリーグ2位タイ、OPSは同僚のウィル・スミスと並んでリーグ9位タイにランクインしている。得点圏打率.424はリーグ3位の数字だ。

 得点圏打率でリーグ4位の.423をマークしているのがラックス。レッズに移籍した今季は左翼を中心に、内外野を兼任するユーティリティ・プレーヤーとして起用されているが、ここまで27試合に出場して打率.352、1本塁打、14打点、OPS.911と見事な活躍を見せている。打率はジャッジ(.412)、ポール・ゴールドシュミット(ヤンキース/.363)に次いでメジャー3位の数字。ナ・リーグでは堂々のトップに立っている。

 打撃3部門の残り、本塁打部門ではカル・ローリー(マリナーズ)とエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)が10本塁打でトップに並んでいる。両者とも打率は低いが、爆発力を秘めており、特にスアレスは日本時間4月27日のブレーブス戦でメジャー史上19人目の1試合4本塁打を記録。本塁打ランキング上位の選手たちをごぼう抜きして、今季一番乗りで10号アーチを放った。

 日本人選手では、大谷翔平(ドジャース)が28試合の出場で打率.288、7本塁打、10打点、OPS.942、鈴木誠也(カブス)も26試合の出場で打率.298、7本塁打、25打点、OPS.964と素晴らしい成績を残している。まだシーズンは始まったばかりであり、タイトル争いに言及するのは時期尚早だが、シーズン序盤から白熱する打撃タイトル争いには今後も注目が集まりそうだ。


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