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ドジャースのキケ・ヘルナンデスが野手登板 初の珍記録樹立

2025.4.30 16:21 Wednesday

 日本時間4月30日、ドジャースは本拠地ドジャー・スタジアムでマーリンズに大勝。15対2と大量リードを奪った9回表に登板したのは、途中出場していたユーティリティ・プレーヤーのキケ・ヘルナンデスだった。米データ会社「オプタ・スタッツ」はこの試合でキケ・ヘルナンデスが樹立した近代野球(1901年以降)史上初の珍記録を紹介している。

「オプタ・スタッツ」によると、スタメン出場ではなかった試合(要するに途中出場した試合)で複数の得点を記録し、複数のポジションを守り、無失点の登板をこなした選手は今日のキケ・ヘルナンデスが初めてだったという。

 キケはドジャースが11対1と大量リードを奪った7回表から途中出場し、まずは一塁の守備に就いた。7回裏の第1打席は四球で出塁し、テオスカー・ヘルナンデスのタイムリーで生還。8回裏の第2打席ではヒットを放ち、再びテオスカーのタイムリーでホームを踏んだ。そして、15対2で迎えた9回表はマウンドへ。2本の内野安打を許したものの、1イニングを無失点に抑え、試合を締めくくった。

 以上の活躍により、キケは「2得点」を記録し、「一塁と投手」という2つのポジションを守り、なおかつ1イニングを「無失点」に抑えたことになる。かなり細かい記録ではあるが、「オプタ・スタッツ」によると、これはメジャー史上初の珍記録だったようだ。

 ちなみに、MLBでは野手登板に点差の条件を設けており、リードしているチームは「10点差以上の9回」、リードされているチームは「8点差以上ならいつでも」野手を登板させることが可能。延長戦に関しては点差の制限なく野手登板が可能となっている。


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