エンゼルス逆転負けで6連敗 菊池5回2失点も初勝利ならず
2025.5.2 13:19 Friday
【タイガース10-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム
日本時間5月2日、5連敗中のエンゼルスは本拠地エンゼル・スタジアムでのタイガース4連戦がスタート。2点リードで迎えた8回表にブルペンが崩れて一挙5点を失い、4対10の逆転負けを喫して6連敗となった。タイガース先発のケーシー・マイズが7回7安打4失点で5勝目(1敗)をマーク。エンゼルス4番手のリード・デトマーズは一死しか取れず3安打4失点で2敗目(0勝)を喫した。
エンゼルス先発の菊池雄星はまたしても今季初勝利を手にすることができなかった。ローガン・オホッピーの9号ソロで先制してもらった直後の3回表にハビアー・バイエズの2号ソロ、グレイバー・トーレスの4号ソロと2本塁打を浴び、タイガースに逆転を許したが、エンゼルスは3回裏にホルヘ・ソレアの6号2ランですぐさま逆転。4回裏にはケビン・ニューマンのタイムリーで追加点を奪い、5回93球を投げて被安打5、奪三振5、与四球1、失点2の力投を見せた菊池には勝利投手の権利があった。
ところが、イニングを跨いだ3番手のライアン・ゼファージャンが8回表の先頭打者にヒットを許すと、ロン・ワシントン監督は前日の試合で大炎上したデトマーズを4番手として投入。デトマーズは最初の打者に四球を与えてピンチを広げ、アンディ・イバニェスとザック・マキンストリーのタイムリーで追いつかれると、ディロン・ディングラーには勝ち越しの4号3ランを浴び、試合をぶち壊した。
9回表にも追加点を奪われ、4対10で試合終了。今季ワーストの6連敗を喫し、借金も今季最多の6となった。ワシントン監督がデトマーズを投入した場面は、左打者のグリーンを迎えるところだったとはいえ、直後には「左腕キラー」のイバニェスや右のスラッガーであるスペンサー・トーケルソンが控える状況。前日に大炎上したばかりのデトマーズに任せるには酷な場面だったと言わざるを得ないだろう。
なお、前日の試合で左ひざを痛めたエンゼルスのマイク・トラウトは出場しなかったが、ワシントン監督は試合後にトラウトが故障者リスト入りする予定であることを明らかにした。連敗が続くエンゼルスにとって、さらなる痛手となる。