エンゼルス・トラウトが左ひざの骨挫傷でIL入り 球団発表
2025.5.3 08:24 Saturday
日本時間5月3日、エンゼルスはマイク・トラウトを10日間の故障者リストに登録したことを正式に発表した。故障者リスト入りの理由は「左ひざの骨挫傷」となっており、日本時間5月1日のマリナーズ戦で一塁へ全力疾走した際に痛めたとみられている。ロン・ワシントン監督は「大きな故障ではないが、彼には休養が必要だ」とコメント。なお、トラウトの離脱に伴い、ニコ・カバダスがメジャー昇格を果たしている。
現在33歳のトラウトは今季ここまで29試合に出場して打率.179、9本塁打、18打点、2盗塁、OPS.726を記録。なかなか打率が上がらないなかでもコンスタントに一発を放ち、存在感を示していた。
MVP3度の実績を誇るスーパースターのトラウトは近年、相次ぐ故障に悩まされており、規定打席をクリアしたのは短縮シーズンの2020年が最後。150試合以上に出場したシーズンは2016年までさかのぼらなければならない。今季は慣れ親しんだセンターからライトにコンバートされ、守備の負担が軽減されていたが、それでもシーズン序盤での離脱を強いられることになった。
今季メジャー初昇格となったカバダスは26歳のパワーヒッター。メジャーデビューした昨季は30試合に出場して4本塁打を放った。今季はマイナーAAA級で29試合に出場して打率.248、5本塁打、20打点、OPS.826を記録。本職は一塁だが、外野の両翼を守ることもできるため、トラウトに代わる右翼手としての出場機会が与えられる可能性もありそうだ。