パドレス4連勝 タティス好走塁で決勝点、松井も1回無失点
2025.5.4 09:20 Sunday
【パドレス2-1パイレーツ】@PNCパーク
日本時間5月4日、パドレスはフェルナンド・タティスJr.の活躍でパイレーツを下し、4連勝をマークした。9回表、タティスJr.は二塁打で出塁すると、三盗で進塁、さらに捕手の前にわずかに跳ね返っただけのワイルドピッチで本塁に突入し、決勝点をもたらした。また、パドレスの松井裕樹は2番手として登場し、1回を無失点に抑えている。
パイレーツの先発がベイリー・フォルター、パドレスの先発がランディ・バスケスのマッチアップで始まった試合は、序盤からロースコアの展開に。2回、二死1・2塁のチャンスでパイレーツは1番オニール・クルーズがタイムリーを放って先制。このタイムリーの打球初速は約191キロに達し、二塁手のグラブを弾いてヒットとなった。
パイレーツは先発のフォルターが7回を投げて1失点の好投。失点は7回にマニー・マチャドに浴びたソロ本塁打のみで、被安打わずか2の素晴らしいパフォーマンスだった。ただ、パドレスも先発のバスケスが5回1失点と好投し、そこから松井裕樹、アレック・ジェイコブ、ジェイソン・アダムが無失点リレー。試合は1対1の同点のまま、9回に突入する。
9回、パドレスは先頭の1番タティスJr.が二塁打で出塁。一死から今季8個目となる三盗を決めると、二死3塁となってから驚きの好走塁を見せた。パイレーツの守護神デービッド・ベッドナーが投じたカーブはホームベース後方でワンバウンド。捕手ジョーイ・バートは懸命なブロッキングを見せ、投球は左打席付近を転々とした。ワイルドピッチで本塁に突入するには微妙なタイミングだったが、三塁走者タティスJr.はすかさず本塁へ走り、巧みなスライディングでタッチをかいくぐった。タティスJr.の果敢な走塁によってパドレスは決勝点を得、9回裏は守護神ロベルト・スアレスが締めくくった。2対1で接戦をモノにしたパドレスは4連勝を挙げ、ナ・リーグ西地区首位のドジャースに迫った。
パドレスの松井裕樹は6回1点ビハインドの場面で登板。今季13登板目で連投は初だった。ただ、1番クルーズ、2番ブライアン・レイノルズのパイレーツの上位打線を任されながらも、無失点投球を見せた。防御率は2.57に下がっている。