オリオールズ・菅野6回2失点の好投 援護なくチームは敗北
2025.5.4 11:44 Sunday
【ロイヤルズ4-0オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ
日本時間5月4日、オリオールズの菅野智之がロイヤルズ戦に先発登板し、再び好投を見せた。ただ、菅野は6回2失点と安定した投球を見せたものの、オリオールズ打線はロイヤルズ投手陣の前に沈黙。ロイヤルズ先発のクリス・ブービッチが5回無失点の好投で今季3勝目(2敗)をマークし、ブルペンも無失点リレーで逃げ切りに貢献した。菅野は好投も及ばず、今季2敗目が付いた。
菅野は初回、強打者ボビー・ウィットJr.からスイーパーで空振り三振を奪うなど三者凡退の好調な立ち上がり。その後、57分間の雨天中断がありながら菅野はリズムを崩さず、2回は先頭に安打を許したものの、後続をダブルプレーに打ち取って3人でイニングを終わらせ、3回も三者凡退に抑えた。しかし4回、先頭に二塁打を許すと、二死からマイケル・ガルシアにカーブを拾われ、センターへの先制タイムリーを献上。5回には7番キャバン・ビジオに今季の1号ソロを打たれ、リードを2点に広げられてしまった。
続く6回は2個の四球を与えながらも決定打を許さず、菅野は6回2失点のクオリティスタートを記録。ここまで7先発(39イニング)で自責点3以上の登板はなく、防御率は3.00となっている。
しかし、菅野の再三の好投に、オリオールズ打線は応えられなかった。ロイヤルズ先発のブービッチは5回4安打1四球3三振無失点の好投で、防御率を1.98まで改善。その後もダニエル・リンチ4世、ルーカス・アーセグ、ジョン・シュライバーが無失点で繋ぎ、ロイヤルズは4対0で逃げ切った。ロイヤルズは直近10試合で8勝2敗と好調で、貯金を2に増やした。一方のオリオールズは連勝が止まり、借金が6に嵩んでいる。