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パドレスが逆転で6連勝 ヤンキースはリードを守れず3連敗

2025.5.6 12:00 Tuesday

【パドレス4-3ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

 日本時間5月6日、5連勝中のナ・リーグ西地区2位のパドレスは敵地に乗り込み、ア・リーグ東地区首位のヤンキースとの3連戦がスタート。初戦はパドレスが3点ビハインドの8回に一挙4得点の猛攻で逆転に成功し、連勝を6に伸ばした。ヤンキースは不調でクローザーを外されたデビン・ウィリアムスが乱調で、ウィリアムスからピンチを引き継いだ守護神ルーク・ウィーバーが今季初敗戦を喫している。パドレスは7回の1イニングを無失点に抑えたライアン・バーガートが嬉しいメジャー初勝利。松井裕樹も1回無失点だった。

 ヤンキースは初回、2番アーロン・ジャッジが四球で出塁すると、3番ベン・ライスがライト線へ二塁打。一塁走者ジャッジは二塁への送球が乱れた間に本塁を突いたが、ここは遊撃手ザンダー・ボガーツの送球が早く、ジャッジは本塁でアウトに。初回の先制の好機を防がれたヤンキースは3回、走者を一人を置いて1番トレント・グリシャムがライトへ特大の9号2ラン。今季絶好調のパドレス先発ニック・ピベッタから先制点を挙げた。

 その後、4回途中の雨天中断を挟んだ6回裏、パドレスは先発のピベッタが先頭に安打を許したところで降板。2番手には松井裕樹が上がった。松井は一死を奪ったが、一塁走者ポール・ゴールドシュミットが二盗を試み、これを捕手エリアス・ディアスが悪送球。ゴールドシュミットは三塁まで進み、松井は一死3塁のピンチを背負うことになる。松井は続く打者に犠牲フライを浴び、ヤンキースに3点目を献上。松井に失点、自責点は付かず、松井の今季成績は14登板で防御率2.40となっている。

 3対0とリードしたヤンキースは、先発のカルロス・ロドンが6回2/3を無失点5奪三振の力投。3点リードの8回はクローザーを外されたデビン・ウィリアムスに託した。しかし、ウィリアムスはここでも乱調。ウィリアムスが2つの四球と単打で満塁のピンチを招くと、ここでヤンキースは守護神ルーク・ウィーバーへの継投を余儀なくされる。ただ、ウィーバーも3番マニー・マチャドと4番ボガーツに連続タイムリーを浴び、瞬く間にパドレスは4得点。試合は4対3でパドレスのリードにひっくり返った。

 打線の逆転劇で得たリードを、パドレスはジェレマイア・エストラーダとロベルト・スアレスが繋いで1点差で逃げ切り。パドレスは4月下旬の3カードに負け越すなど、主力打者の相次ぐ故障離脱によって調子を落としていた。しかし、4月30日からのジャイアンツ2連戦、そして5月3日からのパイレーツ3連戦にそれぞれ全勝。首位打者ルイス・アライズに続き、あすからはジャクソン・メリルも復帰予定で、今後さらに調子を上げてくるかもしれない。


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