現時点のMVPは? アはジャッジが満票選出、ナはタティスJr.
2025.5.6 14:30 Tuesday
開幕1ヶ月を終え、米公式サイト「MLB.com」は46人の有識者によるMVPの模擬投票を実施。ア・リーグは歴史的打棒を見せるヤンキースのアーロン・ジャッジが満票で選ばれ、ナ・リーグではパドレスのフェルナンド・タティスJr.が選ばれた。また、ドジャースの大谷翔平も8票の1位票を得て3位にランクインした。
ヤンキースのジャッジが、46票の1位票を全て集めたのは当然と言えるだろう。ジャッジは打率.414、出塁率.503、OPS1.262とほぼ全てのスタッツで軒並みメジャートップ。総合指標fWARでは3.4、bWARでは3.1と、開幕して1ヶ月とは思えない怪物級の成績を残している。
ア・リーグは2位にロイヤルズのボビー・ウィットJr.、3位にレッドソックスのアレックス・ブレグマン、4位に本塁打王に立っているマリナーズのカル・ローリー、5位にガーディアンズのホセ・ラミレスがランクインしている。
一方のナ・リーグは4人の選手に1位票が分散し、混戦の末にパドレスのタティスJr.が18の1位票を得て選ばれた。タティスJr.はスーパースターらしい姿を取り戻し、今季は打率.317、OPS.943、8本塁打、8盗塁をマーク。右翼守備も優秀で、総合指標fWARでは2.1、bWARでは2.4と頭抜けた数字を残している。
タティスJr.に惜しくも及ばなかったものの、17の1位票を得たのはメッツのピート・アロンソだった。アロンソはOPS1.143と打撃が絶好調で、fWARではタティスJr.を上回る2.3をマークしてナ・リーグ1位に立っている。
そして大谷も8つの1位票を得て3位に入った。大谷はまだ本調子ではないが、OPS.984をマークしており、今季も「40-40」ペースに乗っている。そして4位には1位票4つを獲得したカブスのカイル・タッカー、5位にはコービン・キャロルが入った。そして山本由伸や鈴木誠也も得票している。