マリナーズがレンジャーズからタベラスを獲得 26歳の外野手
2025.5.7 09:59 Wednesday
日本時間5月7日、マリナーズはウエーバーを経由して同地区のレンジャーズからレオディ・タベラスを獲得したことを発表した。マリナーズはルーク・レイリーとビクター・ロブレスが故障者リスト入りしており、外野手が手薄になっている状況。レンジャーズで正中堅手として活躍した実績があり、2023年にはワールドシリーズ制覇も経験したタベラスをチームに加えることで、手薄になった外野手のデプスを強化する狙いがあるようだ。
現在26歳のタベラスは俊足好守の外野手。2020年にメジャーデビューし、2023年には143試合に出場して打率.266、14本塁打、67打点、14盗塁、OPS.733とキャリアハイのシーズンを過ごした。ところが、自己最多の151試合に出場した昨季は打率.229、OPS.641と打撃成績が大きく悪化。今季もここまで30試合に出場して打率.241、OPS.601にとどまっており、レンジャーズからウエーバー公示されたことが報じられていた。
タベラスの今季の年俸は475万ドルだが、マリナーズはウエーバー経由でタベラスを獲得したため、この年俸をそのまま引き継ぐことになる。在籍日数に応じた日割りの計算となり、レンジャーズの負担分を除くと、マリナーズが負担するのは350万ドル前後になると見込まれている。
タベラスを放出してペイロール削減に成功したレンジャーズは今季開幕からマイナー暮らしが続いていた元有望株エバン・カーターのメジャー昇格を発表している。2023年に23試合で打率.306、5本塁打、OPS1.058と鮮烈なデビューを飾り、ポストシーズンでも活躍したカーターだが、昨季は故障もあって45試合で打率.188、OPS.633という大不振。タベラス退団で巡ってきたチャンスを生かすことはできるだろうか。