English Español 韓国語

オリオールズの投壊止まらず 2022年7月以来となる借金8

2025.5.7 13:02 Wednesday

【オリオールズ1-9ツインズ】@ターゲット・フィールド

 日本時間5月7日、ア・リーグ東地区の最下位に低迷するオリオールズは敵地ターゲット・フィールドでのツインズ3連戦がスタート。その初戦は1対9で完敗を喫して3連敗となり、借金は2022年7月3日(現地時間)に36勝44敗だったとき以来の8まで膨らんだ。ツインズ先発のパブロ・ロペスはオリオールズ打線から11個の三振を奪い、5回2安打1失点の好投で3勝目(2敗)をマーク。オリオールズ先発のケイド・ポビッチは6回6安打5失点で3敗目(1勝)を喫した。

 浮上のきっかけをつかみたいオリオールズだが、今日も投手陣が役割を果たせなかった。先発のポビッチは2回まで無失点に抑えていたが、3回裏一死から連打でピンチを招くと、バイロン・バクストンとライアン・ジェファーズの連続タイムリーで3失点。二死後にはカルロス・コレアに2号2ランを浴び、一挙5失点のビッグイニングとなってしまった。

 4回表にライアン・マウントキャッスルのタイムリー二塁打で1点を返し、先発のポビッチはなんとか6イニングを投げ抜いたが、7回裏にはリリーフ陣が炎上。2番手のシオネル・ペレスが一死1・2塁のピンチを招いて降板すると、3番手のマット・ボーマンがバクストンの8号3ランとコレアのタイムリーで4点を失い、1対9の完敗となった。

 オリオールズの今季のチーム防御率はリーグワーストの5.49。メジャー全体で見ても、オリオールズより防御率が悪いチームはマーリンズ(5.74)しかいない。コービン・バーンズの引き留めに失敗し、開幕前から「エース不在」が懸念されていた先発陣は、複数の主力を故障で欠いていることによって完全に崩壊。頼りになるのは新加入の菅野智之だけという状況だ。あすは今季ここまで0勝6敗、防御率9.76のチャーリー・モートンが先発予定。またしても苦しい戦いとなりそうだ。


spotvnow