レッズに痛手 エースのグリーンが右股関節を痛めIL入りへ
2025.5.9 11:43 Friday
レッズは日本時間5月8日のブレーブス戦で負傷降板したエースのハンター・グリーンについて、MRI検査の結果、「グレード1」の右股関節痛が明らかになったと発表した。テリー・フランコーナ監督は「思っていたほど酷くはなかったが、先発を1~2回飛ばす必要があるから故障者リストに入れることになると思う」とコメント。幸いにも軽症ではあったものの、一時的にエース右腕を欠くことはチームにとって痛手となるだろう。
現在25歳のグリーンは2017年ドラフト1巡目(全体2位)指名で入団した元トップ・プロスペクト。昨季は自身初のオールスター・ゲーム選出を果たし、メジャー4年目の今季はここまで8試合に先発して45回2/3を投げ、4勝2敗、防御率2.36、61奪三振という好成績を残していた。しかし、日本時間5月8日のブレーブス戦で右股関節を痛め、3イニングを投げただけで降板。故障者リスト入りが確実となった。
フランコーナ監督は「彼を1日たりとも欠きたくないのが本音だけれど、いろんなことを考慮してみると、彼に大きな問題はないと思う。大事を取って故障者リストに入れるが、彼は大丈夫だ」とそれほど心配していない様子。奪三振率12.02、与四球率1.58、K/BB7.63、被打率.175、WHIP0.81と支配的なピッチングを見せているエース右腕の早期復帰を期待しているようだ。
なお、グリーンの代役となる先発投手はまだ発表されていない。米公式サイト「MLB.com」は有力な候補の1人として有望株チェイス・ペティの名前を挙げている。「MLB.com」のプロスペクト・ランキングで球団6位・全体97位の評価を受けているペティは22歳の右腕。今季は日本時間5月1日のカージナルス戦で先発の機会を与えられ、メジャーデビューを果たしたが、3回途中7安打9失点と結果を残せなかった。グリーンの離脱により再びチャンスを与えられるかもしれない。