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パイレーツが接戦でブレーブス下す ケリー新監督は白星発進

2025.5.10 11:24 Saturday

【ブレーブス2-3パイレーツ】@PNCパーク

 日本時間5月10日、新監督ドン・ケリーの初陣となるブレーブスとの3連戦初戦に、パイレーツは1点差で勝利した。先発ベイリー・フォルターが6回無失点の好投を見せると、アレクサンダー・カナリオとジャレッド・トリオロの本塁打で打線も援護。フォルターは2勝目(3敗)を挙げた。ブレーブスは先発のブライス・エルダーが6回3失点8奪三振と好投も、援護がなく2敗目(2勝)。打線も9回に1点差に追い上げたが、あと一歩及ばず、借金完済とはならなかった。

 パイレーツは9日、デレック・シェルトン監督を解雇。監督代行にはベンチコーチを務めていたドン・ケリーが選ばれた。地元出身のケリーは、現役時代はユーティリティ・プレーヤーとして主にタイガースで活躍。引退後はアストロズの一塁コーチなどを歴任し、将来の監督候補との呼び声も高かった。

 監督が交代したパイレーツは心機一転、素晴らしい試合を見せた。まず3回、8番カナリオが2号ソロを放って先制。6回には9番トリオロも1号ソロ、二死1塁から3番アンドリュー・マカッチェンもタイムリー二塁打を放って、3点を加えた。ブレーブス先発のエルダーは8奪三振で無四球と好投を見せたが、パイレーツ打線はわずかなチャンスを逃さなかった。

 ケリー監督は3点リードの最終回をデニス・サンタナに任せたが、サンタナは3安打を浴びて2失点。しかし、最後は二死2塁から飛んだライナーが、中堅手オニール・クルーズの正面を突いてセンターライナーに。新生パイレーツは辛くも1点差で逃げ切り、新監督の初陣を勝利で飾った。「私が彼らに期待しているのは、彼らが毎日、より良くなりたいという意志、勝利への意志を持ち、毎日その熱意を持ってプレーする姿を見ることだと思う」と語るケリー監督。「成長の余地は大きく、さらに向上するチャンスもたくさんある。そのことにワクワクしているよ」と、再建脱出に向けて鼻息は荒い。


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