ツインズが6連勝で借金完済にリーチ パダックが快投見せる
2025.5.10 12:03 Saturday
【ジャイアンツ1-3ツインズ】@ターゲット・フィールド
日本時間5月10日、ツインズが6連勝をマークし、借金完済にリーチをかけた。ツインズは先発のクリス・パダックが6回途中までパーフェクトピッチングの、7回1/3を1失点の快投で今季初勝利をマーク。打線も7安打を放ち、うち3本がタイムリーとなって3得点を挙げた。一時は借金が8に膨れ上がったツインズは、6連勝で19勝20敗として一気に5割付近まで浮上している。
ツインズ先発のパダックはきょうは一味違ったパフォーマンスを披露。4シームの平均球速はシーズン平均を2キロ以上上回る約153キロをマークし、6回二死まで1人のランナーも許さなかった。パダックは8回一死まで投げ抜き、許した安打はわずか3、6三振を奪って無四球の快投を見せた。
ツインズ打線もパダックを援護。ツインズは初回、1番バイロン・バクストンが三塁打で出塁し、2番トレバー・ラーナックがすかさず連打を放ち、1点を先制。4回は二死2塁からカルロス・コレアがタイムリーを放ち、2点目を加えた。そして5回にも一死1・2塁からバクストンがレフト前へヒットを放ち、左翼手がもたつく間に二塁走者が生還し、ツインズは3得点目を入れた。
ツインズはそのまま3対1で逃げ切りに成功。ジャイアンツは先発のジョーダン・ヒックスが試合を作ったが、パダックの快投の前に為す術がなかった。
中地区優勝候補にも挙げられながら停滞していたツインズが、ついに目覚めた。過去6試合では、投手陣が防御率2.89、53イニングで60奪三振・10与四球と抜群の安定感を見せている。ただ、これだけの快進撃を見せても、どのチームも絶好調の中地区では簡単に順位を上げられない。首位タイガースは5連勝、2位ガーディアンズは3連勝、3位ロイヤルズも6連勝を挙げ、きょうは最下位ホワイトソックスも勝利したことで、地区5チームが全勝という結果になった。