好調タイガースに痛手 今季6勝のマイズが故障者リスト入り
2025.5.11 09:29 Sunday
日本時間5月11日、タイガースは右腕ケーシー・マイズを15日間の故障者リストに登録したことを発表した。マイズは日本時間5月9日のロッキーズ戦で6回3安打1失点の好投を見せ、今季6勝目を挙げたばかりだが、その登板で左ハムストリングを痛めていたようだ。A・J・ヒンチ監督は「軽症だと思う」と楽観視しており、最短日数の15日間で戦列復帰できることを期待している。
現在28歳のマイズは2018年のドラフト全体1位指名でタイガースに入団。エース候補として大きな期待を背負っていたが、2020年のメジャーデビュー後はパッとしないシーズンが続き、2023年はトミー・ジョン手術の影響で全休した。しかし、今季はここまで7試合に先発して6勝1敗、防御率2.53の好成績をマーク。ついに訪れたブレイクのシーズンだったが、左ハムストリングを痛めたことで一時停止を強いられることになった。
ヒンチ監督は「前回登板の最後のイニングで軽い違和感を覚えたようだ。その時点ではみんな脱水症状だと思っていたが、左ハムストリングを痛めていた」とマイズの状態を説明。「検査の結果、軽症であることがわかっている。でも次の登板には間に合わないし、どれくらいかかるかハッキリしないから、ひとまず故障者リストに入れることにした。まだ5月だから慎重になっているけれど、短期間で復帰できるだろうと思っているよ」と語った。
マイズは昨季も左ハムストリングを痛めて離脱し、約2ヶ月を欠場したが、ヒンチ監督は「それとは異なるケガだ」と話している。ドジャースと並んでメジャー最高勝率と好調のタイガースはタリック・スクーバル、ジャック・フラハティ、リース・オルソン、ジャクソン・ジョーブ、マイズの5人で先発ローテーションを固定しており、谷間の先発として今季ここまで4試合に投げているカイダー・モンテロがマイズの代役を務めることになりそうだ。