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ロッキーズがブラック監督の解任を発表 長期政権にピリオド

2025.5.12 07:29 Monday

 日本時間5月12日、ロッキーズは本拠地クアーズ・フィールドでのパドレス戦に9対3で勝利して今季7勝目を挙げたが、その試合後にバド・ブラック監督の解任が発表された。ベンチコーチのマイク・レドモンドも同時に解任されており、三塁ベースコーチのウォーレン・シェーファーが今季終了まで暫定的に監督を務めることに。また、打撃コーチのクリント・ハードルは暫定のベンチコーチに就任した。

 ブラックは2017年からロッキーズの指揮を執り、今季が就任9年目のシーズン。その長期政権に終止符が打たれることになった。就任1年目の2017年から2年連続でポストシーズンに進出したものの、それ以降は長期低迷。日本時間5月12日のパドレス戦に勝利して連敗を8で止めたが、今季は7勝33敗と歴史的な低迷を喫し、解任が決まった。ロッキーズの監督としての通算成績は544勝690敗となっている。

 ディック・モンフォート・オーナーは「過去2シーズン、そして今季ここまでの成績は受け入れられるものではない。我々のファンはもっと良い成績に値するし、我々のチームもより良い成績を収めることができるはずだ」と語り、ブラック監督に成績不振の責任を取らせることに。「今季の成績を踏まえ、変化が必要だと判断した。今季の残りを様々な部門の評価のために使い、ロッキーズの次のチャプターに向けて、適切に次の一歩を踏み出したい」と今後の方針について説明した。

 シェーファーは2023年から三塁ベースコーチを務めており、暫定ではあるものの、球団史上8人目の監督に就任することが決まった。ビル・シュミットGMはシェーファーについて「今季の残り試合を任せるのに適切な人物だと思う。コミュニケーション能力が高く、ベテランと若手の両方と良好な関係にある」とコメント。シェーファーは豊富な経験を持つハードルの助けも借りながら、今季の残り122試合を戦っていくことになる。


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