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ロッキーズ逆転負け ドーランダーは6回二死まで無安打投球

2025.5.13 12:45 Tuesday

【ロッキーズ1-2レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド

 日本時間5月13日、今季まだ7勝と低迷中のロッキーズが敵地テキサスに乗り込み、レンジャーズとの3連戦がスタート。初戦はロッキーズ先発のチェイス・ドーランダーが6回二死まで無安打に抑える快投を見せたが、ワイアット・ラングフォードに痛恨の逆転決勝2ランを浴び、ロッキーズが敗れた。ドーランダーは6回2失点7奪三振と好投しながら、今季4敗目(2勝)。レンジャーズは先発のタイラー・マーリーが6回1/3を1失点と投げ勝ち、4勝目(1敗)を挙げている。

 ロッキーズは2回、二死2塁からニック・マルティーニがタイムリーを放ち、好投手マーリーから1点を先制。先発のドーランダーは自慢の剛速球を軸にレンジャーズ打線を抑え込み、2回までに5三振を奪う素晴らしい立ち上がりを見せる。さらにその後もレンジャーズ打線に安打を許さず、5回二死には左中間に落ちるかという当たりを中堅手ブレントン・ドイルがダイビングキャッチ。2年連続ゴールドグラバーのドイルの美技もあり、ドーランダーは無安打ピッチングを継続した。

 しかし6回、先頭に四球を与え、その後すぐに二死を奪ったものの、続くラングフォードに逆転2ランを被弾。同じ2023年ドラフト1巡目のラングフォードが、真ん中に入った4シームを逃さず、あわやノーヒッターから一気に戦況をひっくり返した。

 2対1とリードを奪ったレンジャーズはマーリーが7回途中まで投げ抜き、そこから4投手が無失点リレー。2対1で接戦をモノにし、借金を完済して21勝21敗のタイに戦績を戻した。マーリーはメジャー2位の防御率1.47を記録しており、貧打に喘ぐ球団を救っている。

 一方のロッキーズは5月に入ってから2勝9敗と大苦戦。先日は長期政権を担ってきたバド・ブラック監督まで解任されてしまい、重苦しい雰囲気が漂っている。今日は新人のドーランダーがあわやノーヒッターの好投を見せたにもかかわらず、打線がそれを援護できず惜敗。勝率.171はシーズン134敗ペースに相当する。


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