エンゼルスが9回2点差からド派手に逆転 菊池の黒星を消す
2025.5.13 13:38 Tuesday
【エンゼルス9-5パドレス】@ペトコ・パーク
日本時間5月13日、エンゼルスの菊池雄星がパドレス3連戦の初戦に先発した。菊池は6回4失点(自責点2)と試合をまとめたが、移籍後初白星はお預けに。試合はエンゼルスが2点ビハインドの最終回、テイラー・ウォードの満塁弾などで6点を入れて逆転に成功。菊池の黒星は帳消しとなり、エンゼルスは劇的な逆転勝利を手にした。
先手を取ったのはエンゼルスだった。3回、1番ザック・ネトの5号2ランが飛び出し、2点を先制。しかし、直後の3回裏にパドレス打線は反撃。二死1・3塁からジャクソン・メリルがタイムリーを放ってまず1点。そして、続くザンダー・ボガーツの当たりを菊池が好反応で捕球したが、ボールを取りこぼして結局一塁へ悪送球してしまう。ボールが転々とする間に2人の走者が生還し、パドレスは3対2と逆転に成功した。
そして5回、先頭のフェルナンド・タティスJr.が菊池から10号ソロを放ち、リードは拡大。エンゼルスは6回にエラー絡みで1点を返し、1点差に詰め寄った。しかし、パドレスのディフェンスが機能。1点差で迎えた7回二死1・3塁のチャンスからノーラン・シャニュエルが放った当たりを、中堅手のジャクソン・メリルがすれすれでダイビングキャッチ。エンゼルス打線の反撃をかわし続けた。
その後8回にはメリルの三塁打を足がかりにパドレスが5点目を入れ、2点リードの最終回を守護神ロベルト・スアレスに託した。しかし、スアレスはまさかの乱調。4連続四球で2点を献上し、試合は5対5の同点に。さらに代わったアレック・ジェイコブがテイラー・ウォードに9号勝ち越しグランドスラムを被弾し、試合は一気に9対5でエンゼルスのリードへと移り変わった。エンゼルスは9回裏を守護神ケンリー・ジャンセンが抑え、劇的な逆転を完遂してみせた。
エンゼルス先発の菊池は6回4失点(自責点2)、4奪三振、2四球のピッチング。エンゼルスに加入した今季は9先発をこなしているが、未だに勝ち星がない。