カブスの有望株がメジャー昇格へ 鈴木はレフトでの起用増か
2025.5.13 16:27 Tuesday
カブスは強打の有望株モイゼス・バレステロスをメジャーへ昇格させることを決めたようだ。シカゴのラジオ局「670・ザ・スコア」のブルース・レバイン記者が報じている。レバイン記者によると、カブスはわき腹の違和感で直近3試合を欠場しているイアン・ハップを故障者リストに入れる見込み。打線が手薄になるため、今季マイナーAAA級で好成績を残しているバレステロスをハップの穴埋めとして起用する方針とみられる。
現在21歳のバレステロスはベネズエラ出身の強打の捕手。今季はマイナーAAA級で34試合に出場して打率.368、4本塁打、18打点、3盗塁、出塁率.420、OPS.942の好成績を残している。米公式サイト「MLB.com」のプロスペクト・ランキングで全体61位・球団4位という好評価を受けているが、守備面の評価はイマイチ。背が低いため一塁手として起用するのも難しく、メジャーではDHでの出場が多くなることが予想される。
ハップの離脱、そしてバレステロスのDH起用によって、今季主にDHで起用されてきた鈴木誠也はレフトを守る機会が多くなるだろう。今季のカブスは開幕から39試合連続でハップが左翼手としてスタメン起用されていたが、ハップが欠場した直近3試合は鈴木がレフトの守備に就いている。ハップが復帰するまでのあいだは、鈴木が正左翼手として起用される可能性が高い。今季の鈴木はここまで38試合に出場し、打率.245、10本塁打、34打点、1盗塁、出塁率.306、OPS.816を記録している。
戦線離脱が濃厚となったハップは選球眼のいいスイッチヒッター。開幕から不動の「1番・レフト」として起用され、今季ここまで39試合に出場して打率.269、3本塁打、19打点、2盗塁、出塁率.364、OPS.745をマークしていた。なお、ハップに代わるリードオフマンには今季売り出し中のピート・クロウ=アームストロングが抜擢されている。