パイレーツの剛腕スキーンズがWBCアメリカ代表入りを表明
2025.5.14 09:05 Wednesday
日本時間5月14日、ポール・スキーンズ(パイレーツ)が2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にアメリカ代表の一員として出場することを表明した。スキーンズは「特別なことだ。子供のころ、WBCを見て育ったから、こんな機会を得られるなんて思っていなかった。その機会があるなら絶対に逃すわけにはいかないと思っていたんだ」とコメント。米公式サイト「MLB.com」は「惑星最高の投手の1人が自国を代表してWBCに出場する」と報じている。
スキーンズによると、アメリカ代表の監督を務めるマーク・デローサ氏から今年4月の時点でWBC出場の打診を受けていたという。デローサ氏はWBCに出場してもらえるよう、スキーンズを説得するつもりだったようだが、説得する必要もなく、スキーンズは「僕は出場します」と快諾した。スキーンズはアメリカ代表が初優勝した2017年大会をきっかけに、WBCに興味を持つようになったことを明かしている。
現在22歳のスキーンズは2023年ドラフト全体1位指名でパイレーツに入団。昨年5月にメジャーデビューし、11勝3敗、防御率1.96、170奪三振の好成績を残してナ・リーグ新人王に選ばれた。今季はここまで9試合に先発し、3勝4敗、防御率2.63、53奪三振を記録している。スキーンズがアメリカ代表としてプレーするのは2026年WBCが初めてではなく、2014年にU-12代表、2021年と2022年には大学アメリカ代表としてプレーした経験がある。
なお、来年のWBCにアメリカ代表の一員として出場することを表明したのは、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)に続いてスキーンズが2人目。ジャッジは主将を務めることが決まっており、スキーンズはジャッジと一緒にプレーすることについて「彼とは何度か話したことがあるけれど、同じロッカールームで過ごすことができるのは非常に素晴らしいことだ」と語った。