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ドジャースが最古参バーンズをDFA 有望株ラッシングが昇格

2025.5.15 11:32 Thursday

 日本時間5月15日、ドジャースが捕手オースティン・バーンズをDFAし、有望株捕手ドルトン・ラッシングを昇格させることを米公式サイト「MLB.com」などが報じた。MLB全体のNo.15有望株のラッシングをチームに加え、衰えを見せていた最古参のバーンズと袂を分かつことになった。

 24歳のラッシングは今季マイナーAAA級で31試合に出場。打率.308、出塁率.424、OPS.938、5本塁打と持ち前の強打を発揮していた。AAA級では一塁手、左翼手として出場する機会もあったが、デーブ・ロバーツ監督は「ラッシングが外野を守る予定はない」とコメント。週2回の頻度でラッシングは先発の機会を得る予定で、捕手起用がメインになるだろう。ラッシングは早速あす先発するという。

 35歳のバーンズは2015年のメジャーデビュー以来、ドジャース一筋でプレーしてきたチーム最古参の野手。フレーミングの達人として知られ、その守備力でドジャースの黄金期形成に貢献していた。しかし、近年は攻守に衰えが見られ、打撃では打率.214、OPS.519と苦戦。守備でも守備における貢献度を示す「フィールディング・ラン・バリュー」がー2に落ち込むなど、かつてのように圧倒的な存在ではなくなっていた。

 ドジャースは故障者が相次ぎ、下位打線の層の薄さがひとつの課題だった。現在の打線では大谷翔平、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツ、ウィル・スミス、アンディ・パヘスらが平均以上の攻撃貢献を残す一方、それ以外の打者は苦戦。バーンズは長年打撃不振に苦しみ、そして守備力も衰退。昨季の球団マイナー最優秀選手に選ばれ、もうマイナーでやり残したことがないラッシングの昇格が、適切であり、必要と言えるタイミングが訪れたのだろう。

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