アメリカ代表・ヒルGM 「最強チームであると証明したい」
2025.5.16 10:12 Friday
前回大会で準優勝に終わったアメリカ代表は「王座奪還」に向けて強い意欲を示している。「球界最強打者」であるアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が主将に就任することが決まっただけでなく、2024年ナ・リーグ新人王のポール・スキーンズ(パイレーツ)も出場を表明。マイケル・ヒルGMのもとには頼もしい戦力が集まりつつあり、ヒルGMは「我々が最強チームであることを世界に証明したい」と次回大会への意気込みを語っている。
ヒルGMによると、次回大会に向けて「全員で力を合わせる」という方針のもと、チーム編成を進めているという。出場メンバーの確定は来年2月だが、「まだプロセスの初期段階ではあるものの、我々には世界最高の選手たちが揃っている。彼らには『チームの一員になりたい』という意思を示してもらい、メンバー選考を進めていきたいと思っている」とヒルGM。WBC出場を希望する選手は多く、個々の能力だけでなく、「どれだけアメリカ代表のために戦えるか」という部分も選考基準となっていくようだ。
ジャッジが主将に就任したことについては「球界トップクラスの選手がWBCという大会に全力を注いでいるという証だ。球界最高の選手が出場するというのは、ほかの選手にとっても大きな意味を持つだろう」とコメント。スキーンズの出場については「球界トップクラスの投手がチームに加わったのは、選手たちが本気で『優勝したい』と思っていることの証になると思う。彼らは優勝を勝ち取るために全力を尽くし、自分の役割を果たしてくれるはずだ」と語った。
WBCにおいて、各チームの課題となるのは「いかに投手を集めるか」ということだ。ヒルGMは球界で30年以上働いてきた自身の人脈を最大限に活用し、最大限のベストメンバーを集めるつもりだという。「大会のフォーマットや日程を見ながら、投手陣の編成を考えていきたい。もちろん最高の投手陣を揃えたいと思っている」とヒルGM。2大会ぶりの優勝に向けて、史上最強のアメリカ代表を作り上げることを目指す。