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フィリーズの剛腕アルバラードがPED陽性反応で80試合出場停止処分

2025.5.19 02:14 Monday

 日本時間5月19日、MLB機構は剛腕ホセ・アルバラード(フィリーズ)に80試合の出場停止処分を科したことを発表した。MLB機構によると、アルバラードはパフォーマンス向上薬(PED)に指定されている外因性テストステロンの陽性反応を示したという。出場停止処分は直ちに適用され、出場停止の期間中は給与が発生しない。また、MLB機構が定めた規定により、アルバラードは今年のポストシーズンに出場することができない。

 現在29歳のアルバラードはフィリーズのブルペンを支える剛球サウスポー。2021年から4年連続で2ケタホールド、2023年からは2年連続で2ケタセーブも記録しており、今季はここまで20試合に登板して4勝1敗7セーブ、5ホールド、防御率2.70と安定した働きを見せていた。

 フィリーズのブルペンは新守護神として獲得したジョーダン・ロマノがここまでわずか4セーブ、防御率7.71と機能しておらず、10試合以上に登板している投手のなかでアルバラード以外に防御率3.00未満の投手は1人もいない。ただでさえブルペンの補強が必要だった状況のなか、80試合にわたってアルバラードを欠くのは大きな痛手となるだろう。

 フィリーズは「我々はMLB機構の薬物規定を全面的に支持します。また、ホセの規定違反のニュースを知り、落胆しています」との声明を発表。なお、アルバラードは3年2200万ドルの契約最終年を迎えており、来季の契約は年俸900万ドルの球団オプション(またはバイアウト50万ドル)となっている。


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