カブスの有望株ショウがメジャー復帰 弱点の三塁を埋められるか
2025.5.20 09:12 Tuesday
日本時間5月20日、カブスは有望株マット・ショウをマイナーAAA級アイオワからメジャーへ再昇格させたことを発表した。今季開幕から正三塁手に抜擢されるも結果を残せず、4月中旬にマイナー降格となっていたショウだが、マイナーAAA級で調子を上げたことでメジャー復帰を勝ち取った。チームの弱点となっている三塁を埋める活躍が期待される。なお、ショウのメジャー復帰に伴い、同じ内野手のニッキー・ロペスのDFAが発表されている。
現在23歳のショウは米公式サイト「MLB.com」のプロスペクト・ランキングで全体18位という高評価を受けている有望株。今季は東京シリーズでメジャーデビューを果たし、三塁のレギュラーとして起用されていたが、18試合で打率.172、1本塁打、3打点、OPS.535と苦戦が続き、4月中旬にマイナー降格が決まった。しかし、マイナーAAA級では24試合に出場して打率.286、6本塁打、14打点、5盗塁、OPS.969をマーク。11三振に対して17四球を選ぶなど内容も良く、日本時間5月16日から2試合連続で2本塁打を放つなど調子を上げたタイミングでメジャー再昇格となった。
ショウは「これが僕にとって本当のメジャー初昇格だと思う」とコメント。東京シリーズのときはチームに帯同したままメジャー昇格が決まったため、マイナーAAA級の監督からメジャー昇格を告げられた今回は前回以上の喜びと感激があったようだ。「妻と両親に電話したよ」と約1ヶ月ぶりのメジャー復帰を喜んだ。カブスは今季、三塁のレギュラーを固定できない状況が続いているため、ショウにとってはメジャー定着の大きなチャンスとなるだろう。
現在30歳のロペスは今季エンゼルスで5試合に出場したあと、4月中旬にカブスへ移籍。カブスでは14試合に出場したが、18打数1安打(打率.056)とさっぱり打てなかった。今季トータルの成績は2球団合計で19試合に出場し、打率.042、0本塁打、1打点、OPS.221となっている。ショウのメジャー復帰で居場所がなくなり、DFAが決まった。