アストロズに痛手 右腕ウェスネスキーがトミー・ジョン手術へ
2025.5.20 09:54 Tuesday
アストロズのジョー・エスパーダ監督は右腕ヘイデン・ウェスネスキーがトミー・ジョン手術を受ける見込みであることを明らかにした。ウェスネスキーは昨年12月にイサーク・パレイデス、有望株キャム・スミスとともに、強打者カイル・タッカーとのトレードでカブスから移籍してきた選手。ハンター・ブラウン、フランバー・バルデス、ロネル・ブランコの三本柱に続く先発投手をなかなか固定できない状況が続くアストロズにとって、ウェスネスキーの離脱は痛手となる。
現在27歳のウェスネスキーは2022年にカブスでメジャーデビュー。ここ2シーズンは先発とリリーフを兼任しながら30試合前後に登板し、2年連続で3勝を挙げていた。アストロズに移籍した今季は開幕ローテーションの一角を担い、ここまで6試合に先発して1勝3敗、防御率4.50を記録。しかし、右ひじの違和感を訴えて今月上旬に故障者リスト入りしていた。
ウェスネスキーはトミー・ジョン手術が濃厚になったことについて「正直に言って、どういう気持ちになるのかまだわからない。でも、もうすぐ現実に直面することになると思う」とコメント。「右ひじの状態には明らかに問題があり、それを治さないといけないんだ」とトミー・ジョン手術を受けるという現実を少しずつ受け入れ始めているようだ。
アストロズはクリスチャン・ハビアー、ルイス・ガルシア、スペンサー・アリゲッティ、J・P・フランスといった先発投手を故障で欠いており、3年ぶりのメジャー復帰を果たしたランス・マカラーズJr.も防御率7点台後半と苦戦中。コルトン・ゴードン、ライアン・ガスト、AJ・ブルーバーといった経験不足の若手に頼らざるを得ない状況だ。ウェスネスキーの離脱は、先発4番手以降の人材がさらに薄くなることを意味するが、この苦境を乗り越えることができるだろうか。