カブス・ハップが戦列復帰 鈴木誠也は再びDHでの出場が増加へ
2025.5.21 09:34 Wednesday
日本時間5月21日、イアン・ハップ(カブス)が故障者リストから戦列復帰を果たした。ハップは左わき腹を痛めて戦列を離れていたが、最短日数の10日間で戻ってきたことになる。なお、ハップの復帰に伴い、強打の有望株モイゼス・バレステロスがマイナー降格に。ハップが復帰し、主にDHを務めていたバレステロスが降格したことにより、鈴木誠也は再びDHでの出場機会が増加していきそうだ。
ハップは安定した出塁率を誇り、カブスで不動の「1番・左翼」を務めるスイッチヒッター。3年連続でゴールドグラブ賞に輝くなど、攻守両面で堅実な働きを期待できる好選手だ。ハップはリハビリのプロセスについて「質が高く、そして強度のあるスイングができるように心がけてきた。実際の試合を真似ることはできないが、それに近いことはできるからね」と振り返った。
ハップの不在中、カブスは対右腕時にピート・クロウ=アームストロング、対左腕時にダンズビー・スワンソンを1番打者に起用した。今後は再びハップが「1番・左翼」に入り、ハップが離脱する前のラインナップが基本形となるだろう。
ハップが復帰したことで、外野は左翼ハップ、中堅クロウ=アームストロング、右翼カイル・タッカーの3人でほぼ固定される。これにより、ハップの代役として左翼を守っていた鈴木は再びDHメインの起用となるだろう。鈴木がDHに入るため、出場機会が不透明となった有望株バレステロスはマイナーAAA級に戻り、実戦経験を積んでいくことになった。