ドジャース連敗ストップ 山本由伸が圧巻の7回無失点 大谷は1安打1盗塁
2025.5.21 14:16 Wednesday
【ダイヤモンドバックス3-4xドジャース】延長10回@ドジャー・スタジアム
日本時間5月21日、4連敗中のドジャースは本拠地ドジャー・スタジアムでのダイヤモンドバックス3連戦の2戦目を迎え、延長戦の末に4対3で逆転サヨナラ勝ち。同地区対決3連戦は2戦目を終えて1勝1敗となった。ドジャース先発の山本由伸は7回110球を投げて被安打1、奪三振9、与四球2、無失点の快投を見せ、5番手のアンソニー・バンダが4勝目(1敗)をマーク。ダイヤモンドバックス6番手のシェルビー・ミラーはリードを守れず、今季初黒星(3勝)を喫した。
連敗ストップを託された山本が「エース」の投球を見せた。序盤3イニングをパーフェクトに抑えると、4回表一死からケテル・マルテに四球を与えて初めての走者を出したものの、後続2人を抑えて無失点。4回裏にウィル・スミスのタイムリー二塁打で先制してもらった直後の5回表は三者凡退に抑え、6回表は圧巻の三者三振に斬って取った。
7回表先頭のマルテにヒットを許してノーヒッター達成の可能性は潰えたが、二死1・3塁の場面でペイビン・スミスを空振り三振に仕留め、7回1安打無失点。メジャー移籍後最多となる110球を投げ抜いた(防御率はリーグ2位の1.86)。
ドジャースは2番手のアレックス・ベシアが8回表に二死満塁のピンチを招いたものの、3番手のベン・カスパリアスがルルデス・グリエルJr.を空振り三振に仕留めてリードを死守。ところが、9回表にクローザーのタナー・スコットがガブリエル・モレノに3号同点ソロを浴び、10回表にはコービン・キャロルに勝ち越しの15号2ランを被弾した。
しかし、ドジャースは10回裏先頭のトミー・エドマンのタイムリー二塁打で1点差とし、さらに一死満塁のチャンスが到来。ここでスミスが押し出しの死球を受けて3対3の同点に追いつくと、最後はマックス・マンシーがセンターへの犠飛を放ち、劇的なサヨナラ勝ちで今季30勝に到達した。
ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場し、最初の3打席はレフトフライ、セカンドゴロ、セカンドゴロで凡退。8回裏一死走者なしの場面で回ってきた第4打席で左中間への二塁打を放ち、3試合連続安打となった。10回裏の第5打席は申告敬遠で歩かされ、今季11個目の盗塁に成功。4打数1安打1四球1盗塁で今季の打撃成績は打率.311、出塁率.405、OPS1.073となっている。