エンゼルス11年ぶりの8連勝で5割復帰 菊池は待望の今季初勝利
2025.5.24 14:21 Saturday
【マーリンズ4-7エンゼルス】@エンゼル・スタジアム
日本時間5月24日、7連勝中のエンゼルスは本拠地エンゼル・スタジアムでのマーリンズ3連戦がスタート。その初戦に7対4で勝利し、最後にポストシーズン進出を果たした2014年の10連勝以来となる8連勝を達成した。エンゼルス先発の菊池雄星が6回途中7安打無失点で待望の今季初勝利(4敗)を挙げ、5番手のケンリー・ジャンセンは11セーブ目を記録。マーリンズ先発のサンディ・アルカンタラは6回途中5安打6失点(自責点5)で7敗目(2勝)を喫した。
エンゼルスは2回裏にテイラー・ウォードの15号ソロで先制。打撃好調のウォードは9試合連続長打の球団タイ記録を樹立した。4回裏にウォードの犠飛とローガン・オホッピーのタイムリー二塁打で3対0とリードを広げると、先発の菊池は毎回のように走者を出しながらも6回表二死まで無失点に抑える力投。菊池は二死満塁のピンチを残して降板したが、2番手のハンター・ストリックランドが代打リアム・ヒックスをショートゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。
すると、直後の6回裏に無死満塁の大チャンスが到来し、相手捕手の打撃妨害、押し出し死球、犠飛と無安打で3点を追加。7回表にエリック・ワガマンの4号ソロなどで2点、8回表にもワガマンのタイムリーで2点を返されたが、8回裏にホルヘ・ソレアが貴重な追加点となる7号ソロを放ち、7対4でマーリンズを破って8連勝で5割復帰を果たした。
エンゼルスの菊池は110球の熱投で6回表二死まで投げ、被安打7、奪三振4、与四球4、無失点という内容。決して安定したピッチングではなかったが、今季11度目の登板にしてようやくエンゼルスでの初勝利を挙げた。6回表のピンチでロン・ワシントン監督がマウンドを訪れた際、続投を志願したシーンも印象的だった。今季の防御率は3.17となっている。