フィリーズ9連勝 アスレチックスは勝機を生かせず泥沼の11連敗に
2025.5.25 20:10 Sunday
【フィリーズ9-6アスレチックス】延長11回@サターヘルス・パーク
日本時間5月25日、8連勝中のフィリーズと10連敗中のアスレチックスによる3連戦の第2戦が行われ、フィリーズが延長戦の末に9対6で勝利して連勝を9に伸ばした。フィリーズは9回表にマックス・ケプラーの一発で追いつき、11回表に3点を勝ち越し。フィリーズ6番手のオライオン・カークリングが4勝目(1敗)、7番手のマックス・ラザーがメジャー初セーブを挙げ、11連敗となったアスレチックスは8番手のミッチ・スペンスに今季初黒星(1勝)が記録された。
初回、フィリーズは敵失と4番ニック・カステヤノスのタイムリー二塁打で2点を先制。2回、アスレチックスは一死2・3塁のチャンスを作り、暴投と1番ジェイコブ・ウィルソンのタイムリーで追いついた。その後、一進一退の攻防が続き、4回にフィリーズがアレック・ボームの4号ソロで勝ち越し。5回にアスレチックスはミゲル・アンドゥハーのタイムリーで同点とした。
6回にフィリーズがカイル・シュワーバーの18号ソロ(ヤンキースのアーロン・ジャッジと並んでMLBトップ)で勝ち越すと、直後の6回裏にアスレチックスはニック・カーツとタイラー・ソダーストロムのタイムリーで逆転に成功。しかし、10連敗中のアスレチックスはブルペンが精彩を欠いており、7回表にブライス・ハーパーに同点タイムリーを許してしまった。
5対5の同点で迎えた8回、アスレチックスは一死から2番ブレント・ルーカーに12号勝ち越しソロが飛び出し、6対5と1点リードに。そして9回のマウンドに守護神メイソン・ミラーを送り込み、1点差で逃げ切りを図った。しかし、フィリーズのケプラーに6号ソロを浴び、試合は再び振り出しに。試合はそのままタイブレークに突入し、アスレチックスは10回表を無失点で凌いだものの、10回裏無死満塁という絶好のサヨナラ機を生かせなかった。
生き延びた形のフィリーズは、11回表にシュワーバーの2点タイムリー二塁打などで3点を勝ち越し。アスレチックスにこれを追いつく余力は残っておらず、フィリーズが9連勝、アスレチックスは11連敗という対照的な結果になった。