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パイレーツ・クルーズが驚異の一発 史上最速198キロの弾丸ライナー

2025.5.26 07:04 Monday

【ブリュワーズ6-5パイレーツ】@PNCパーク

 日本時間5月26日、パイレーツは本拠地PNCパークでのブリュワーズ4連戦の最終戦を迎え、5対6で逆転負け。同地区対決4連戦の勝ち越しを逃し、ブリュワーズ4連戦は2勝2敗で終了した。ブリュワーズ3番手のジャレッド・ケイニッグが3勝目(1敗)を挙げ、5番手のトレバー・メギルは9セーブ目を記録。パイレーツ3番手のライアン・ボルッキーは2敗目(1勝)を喫した。

 初回に3点を先制されたあと、3回裏にオニール・クルーズの11号ソロで1点を返し、6回裏に3対3の同点としたパイレーツは、7回裏二死1・2塁からアダム・フレイジャーの2点タイムリー二塁打で勝ち越しに成功。ところが、8回表二死2・3塁からケイレブ・ダービンとブライス・トゥラングに連続タイムリー二塁打を浴び、5対6で逆転負けとなった。

 敗戦のなか、多くの野球ファンを驚かせたのがクルーズだ。3回裏に11号ソロを放ち、反撃の狼煙を上げたクルーズだが、高めの4シームをとらえたこの打球は初速122.9マイル(約197.8キロ)を計測。スタットキャスト(2015年導入)史上最速の本塁打となっただけでなく、クルーズ自身が2022年8月に放った122.4マイルの単打を抜き、スタットキャスト史上最速の打球となった。

 発射角度23度、初速122.9マイルで放たれた弾丸ライナーは、あっという間に右翼席に着弾し、ワンバウンドして右翼席後方のアレゲニー川に飛び込んでいった。まさに規格外の一発。強打・俊足・強肩で「スタットキャストの申し子」とも言える男がまたしてもスタットキャストの歴史に伝説を残した。


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