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ドジャースが緊急補強 34歳のベテラン救援右腕ストラットンを獲得

2025.5.26 07:20 Monday

 日本時間5月26日、ドジャースはロイヤルズを放出されてFAとなっていた救援右腕クリス・ストラットンとメジャー契約を結んだことを発表した。ロースターの40人枠を空けるために右腕J・P・ファイアライゼンがDFAとなり、アクティブ・ロースターの枠を空けるために右腕ボビー・ミラーのマイナー降格が決まっている。ストラットンはロイヤルズと2年800万ドルの契約を結んでいたが、契約期間中に解雇されたため、ドジャースが負担するのはメジャー最低年俸(76万ドル)の日割り分だけで済む。

 現在34歳のストラットンはメジャー10年間で通算371試合に登板しているベテラン右腕。ジャイアンツ時代の2018年は主に先発を務めて10勝を挙げ、パイレーツとカージナルスでプレーした2022年に今度はリリーフで10勝を挙げている。2021年以降4年連続で57試合以上に登板したが、2年契約2年目の今季はここまで12試合に登板して防御率7.94、被打率.377、WHIP2.18と精彩を欠いていた。

 ドジャースがストラットンの獲得に動いたのは、とにかく「投げられる投手が必要」ということに尽きる。現時点で14人もの投手が故障者リスト入りしており、コマ不足の先発陣だけでなく、ブルペンも人材が足りていない状況。マイナーから昇格させる投手だけでは足りず、外部からの「補充」に動いたということだろう。

 ストラットンの通算成績はメジャー10年間で371試合(うち42先発)に登板して41勝27敗16セーブ、34ホールド、防御率4.63、被打率.266、WHIP1.44。防御率3.60未満のシーズンは1度もなく、支配的なピッチングを期待できる投手ではないが、求められたイニングを消化していくことがストラットンの役割となる。


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