レイズが控え捕手を補強 ホワイトソックスからマット・サイスを獲得
2025.5.28 07:49 Wednesday
日本時間5月28日、レイズはマイナー外野手のドルー・ベイカーをホワイトソックスに放出し、控え捕手のマット・サイスを獲得するトレードが成立したことを発表した。レイズは正捕手ダニー・ジャンセンをサポートする控え捕手のベン・ロートベットがOPS.311と精彩を欠いており、控え捕手のアップグレードを目指していた。サイスはあす日本時間5月29日に行われるツインズ3連戦の最終戦からチームに合流する見込みとなっている。
現在30歳のサイスは2016年のプロ入りから2024年までエンゼルスに在籍していたため、大谷翔平(ドジャース)の元同僚として日本でもお馴染みの選手。昨季終了後にエンゼルスからDFAとなり、金銭トレードでカブスに移籍したが、わずか1ヶ月でカブスからもDFAとなり、最終的には金銭トレードでホワイトソックスに移籍することになった。
今季は開幕ロースター入りを果たし、ここまで35試合に出場して打率.212、1本塁打、8打点、1盗塁、OPS.676という成績。メジャー通算ではOPS.658にとどまっており、2016年ドラフト1巡目(全体16位)指名のポテンシャルを発揮できているとは言い難い。レイズのケビン・キャッシュ監督は「質の高い打撃ができる選手と聞いている。彼は堅実な守備と上質な打撃アプローチの両方でチームに貢献してくれるだろう」と期待を寄せた。
トレードの対価となったベイカーは2021年ドラフト4巡目指名でプロ入りした俊足の外野手。マイナーでは2023年から2年連続で40盗塁以上をマークしている。また、レイズはロースターの40人枠を空けるために、右肩痛で離脱しているジョニー・デルーカを10日間の故障者リストから60日間の故障者リストに移行させている。