アスレチックスの有望株カーツがＩＬ入り　Ｒソックスからニューカム獲得

2025.5.28 08:15 Wednesday

　日本時間５月28日、アスレチックスは有望株ニック・カーツを10日間の故障者リストに登録したことを発表した。カーツは先日の試合で走塁時に左股関節を痛めていた。また、外野手のドリュー・エイバンスがマイナーAAA級ラスベガスから昇格し、レッドソックスから金銭トレードで左腕ショーン・ニューカムを獲得。ロースターの枠を空けるために、左腕マット・クルックと右腕ライアン・キューシックのDFAが発表されている。

　現在22歳のカーツは2024年ドラフト１巡目（全体４位）で指名された左のスラッガー。プロ２年目の今季はマイナーAAA級の20試合で打率.321、７本塁打、24打点、OPS1.040と打ちまくり、４月下旬にメジャー昇格を果たした。昇格後も28試合で打率.245、５本塁打、15打点、OPS.762とまずまずの活躍を見せていたが、左股関節の屈筋を痛めて戦列を離れることに。今日の試合ではＣＪ・アレクサンダーが一塁スタメンとなっている。

　現在31歳のニューカムは2023～24年にアスレチックスでプレーしており、今回の金銭トレードで古巣復帰となる。今季はレッドソックスで開幕ローテーション入りを果たしたが、白星を挙げられないまま４月下旬からブルペンへ。トータル12試合（うち５先発）に登板して０勝４敗、防御率3.95という成績を残し、日本時間５月25日にレッドソックスからのDFAが発表されていた。

　メジャー初昇格となるエイバンスは2018年ドラフト33巡目指名でドジャースに入団した28歳の外野手。昨季終了後にＦＡとなり、今季はアスレチックスとマイナー契約を結んだ。今季マイナーAAA級では48試合に出場し、打率.328、４本塁打、34打点、16盗塁、OPS.858の好成績をマーク。外野３ポジションを守れるため、まずは控えの外野手としてアピールしていきたい。