ハーパーが死球で交代もフィリーズ勝利　メジャー最高勝率の座をキープ

2025.5.28 11:01 Wednesday

【ブレーブス０－２フィリーズ】＠シチズンズバンク・パーク

　日本時間５月28日、フィリーズは本拠地シチズンズバンク・パークでのブレーブス３連戦がスタート。その初戦はブライス・ハーパーが死球を受けて交代するアクシデントがあったものの、２対０で完封勝利を収め、メジャー最高勝率の座をキープした。フィリーズ先発のレンジャー・スアレスが６回４安打無失点で４勝目（０敗）を挙げ、４番手のジョーダン・ロマノは７セーブ目を記録。ブレーブス先発のスペンサー・ストライダーは５回途中１安打１失点で降板し、３敗目（０勝）を喫した。

　初回にいきなりアクシデントが発生した。フィリーズは二死走者なしの場面で３番ハーパーが打席へ。ブレーブス先発のストライダーがカウント０－１から投じた２球目、左打者の内角に外れた95.3マイルの４シームがハーパーの右ひじに直撃した。ハーパーはロブ・トムソン監督やトレーナーと会話したあと、代走を送られて交代。なお、Ｘ線検査の結果、骨折はしていないことが判明しており、フィリーズは「右ひじの打撲」と発表している。

　主力打者の１人を欠くことになったフィリーズだが、２回表にマックス・ケプラーのタイムリー二塁打で１点を先制。先発のスアレスは６回４安打無失点の好投を見せ、２番手のオライオン・カークリング、３番手のマット・ストラームも無失点でつないだ。

　すると、８回裏二死から満塁のチャンスとなり、Ｊ・Ｔ・リアルミュートが押し出し四球を選んで貴重な追加点。２点リードで迎えた９回表はクローザーのロマノが三者凡退に抑え、２対０の完封勝利で同地区対決３連戦の初戦を制した。タイガースがゲーム差なしに迫っているものの、フィリーズはメジャー最高勝率の座をキープしている。