English Español 韓国語

ブリュワーズ・イェリッチ 自身初のサヨナラ弾は劇的グランドスラム

2025.5.28 15:59 Wednesday

【レッドソックス1-5ブリュワーズ】延長10回@アメリカンファミリー・フィールド

 日本時間5月28日、ブリュワーズは本拠地アメリカンファミリー・フィールドでのレッドソックス3連戦の2戦目を迎え、1対1の同点で迎えた10回裏にクリスチャン・イェリッチがサヨナラ満塁弾。劇的な勝利で連勝を3に伸ばし、レッドソックス3連戦の勝ち越しを決めるとともに、5割復帰を果たした。ブリュワーズ5番手のロブ・ザストリズニーが今季初勝利(0敗)をマーク。レッドソックス7番手のリアム・ヘンドリックスは2敗目(0勝)を喫した。

 6回表二死3塁から暴投で先制を許し、1点ビハインドのまま9回裏の攻撃を迎えたブリュワーズだが、先頭のイェリッチの二塁打から一死1・3塁とチャンスを広げ、サル・フリーリックのタイムリーで同点に。タイブレークに突入した10回表は5番手のザストリズニーが一死1・3塁のピンチを切り抜けて無失点に抑え、サヨナラ勝ちに向けて舞台は整った。

 10回裏、ブリュワーズはブライス・トゥラングのヒットとジャクソン・チューリオの四球で無死満塁の大チャンスに。一死後、元MVPのイェリッチが打席に入り、カウント1-1からの3球目、真ん中やや低めにきたスライダーを振り抜くと、イェリッチはその瞬間にスタンドインを確信した。

 イェリッチにとって自身初のサヨナラ本塁打となる一発は、チームを3連勝に導く劇的な10号グランドスラム。「試合が終わることを知りながらベースを回るのは変な気分だった。これまで(サヨナラ本塁打を)打ったことがなかったからね」と嬉しそうに語った。今季ここまで10本塁打&10盗塁を記録しながらも打率.210、出塁率.296、OPS.681と低空飛行が続いていたイェリッチだが、今日の活躍をきっかけに、一気に調子を上げていく可能性もありそうだ。


spotvnow