今季わずか9勝のロッキーズ 不名誉なメジャーワースト記録を樹立
2025.5.28 16:14 Wednesday
日本時間5月28日、ロッキーズはカブスを相手に2点差を追いつき、11回表には1点を勝ち越してリードを奪ったが、その裏に2点を失って逆転サヨナラ負け。これで4連敗となり、まだ今季10勝目を挙げることができていない。開幕55試合で9勝46敗(勝率.164)という歴史的な負けっぷりを見せ、「シーズン135敗ペース」と大きな話題となっているが、その陰で不名誉なメジャーワースト記録を樹立していたことが明らかになった。
米データ会社「オプタ・スタッツ」によると、ロッキーズは昨季から21カード連続負け越しを継続中で、これはメジャーの歴史上、最長の記録だという。ロッキーズは昨年9月のカブス3連戦とダイヤモンドバックス3連戦に連続で勝ち越した(ともに2勝1敗)あと、ドジャースに1勝2敗、カージナルスに1勝2敗、ドジャースに3連敗でシーズン終了。昨季終了時点では「3カード連続負け越し」の状態だった。
今季は開幕から歴史的なペースで負け続け、まだ5月が終わっていないにもかかわらず、3度の8連敗を記録。逆に連勝は「2連勝」が1度あるだけであり、開幕からすべてのカードで負け越している。今日の敗戦により、明日の最終戦を残してカブス3連戦の負け越しも決まったため、今季は全18カード負け越し。昨季から通算して「21カード連続負け越し」のメジャーワースト記録を樹立した。
解任されたバド・ブラック監督に代わってチームの指揮を執っているウォーレン・シェーファー監督代行は「負けるときはいつだってフラストレーションが溜まるものだ。でも、今日は選手たちが必死に戦ってくれた」と語り、ナ・リーグ中地区のカブスを相手に延長11回まで持ち込んだチームの健闘ぶりを評価。明日こそ今季10勝目を挙げ、カブス3連戦のスイープ負けを回避することができるだろうか。