フィリーズがWヘッダー第1試合を制す シュワーバーは大谷に迫る19号
2025.5.30 08:29 Friday
ダブルヘッダー第1試合【ブレーブス4-5フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク
日本時間5月30日、ナ・リーグ最高勝率のフィリーズは同地区ブレーブスとのダブルヘッダー第1試合に5対4で勝利。ダブルヘッダー第2試合を残して同地区対決3連戦の勝ち越しを決めた。フィリーズ4番手のホセ・ルイーズが今季初勝利(0敗)を挙げ、5番手のジョーダン・ロマノは8セーブ目を記録。ブレーブス5番手のデイスベル・ヘルナンデスは今季初黒星(3勝)を喫した。
AJ・スミス=ショウバー(ブレーブス)とクリストファー・サンチェス(フィリーズ)の投げ合いで始まった一戦は、フィリーズが3回裏にラファエル・マーシャンの1号2ランで先制。正捕手J・T・リアルミュートをダブルヘッダーの両試合で先発起用するのは現実的ではないため、第1試合にはマーシャンが起用されたが、26歳の控え捕手が大きな仕事をやってのけた。
5回裏にトレイ・ターナーのタイムリーでリードを広げたフィリーズは、6回表にロナルド・アクーニャJr.のタイムリーなどで2点を返されたが、7回裏にカイル・シュワーバーが19号ソロを放ち、4対2とリード。シュワーバーはナ・リーグの本塁打王争いでトップの大谷翔平(ドジャース)に1本差とした。
フィリーズ3番手のマット・ストラームが踏ん張れず、8回表にショーン・マーフィーの9号ソロなどで同点に追いつかれたものの、フィリーズは直後の8回裏にヒット、四球、犠打、四球で一死満塁のチャンスが到来。ここで先制弾のマーシャンが死球を受け、押し出しの1点がこの試合の決勝点となった。
先制弾と決勝の押し出し死球で3打点を叩き出したマーシャンについて、フィリーズのロブ・トムソン監督は「彼は素晴らしい仕事をしてくれた。彼にとって大きな1日だった」とコメント。「私は常に言ってきたけれど、彼は本当にいい選手なんだ。成績には現れていないかもしれないが、質の高い打席も多い。ストライクゾーンをよく理解しているし、打撃のアプローチもいい。そして、強肩で走者を刺すこともできる」と攻守にわたる活躍を見せた控え捕手を称えていた。