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ブレーブスに痛手 若手右腕スミス=ショウバーが右ひじ故障で離脱

2025.5.30 08:45 Friday

 日本時間5月30日、ブレーブスは同地区ライバルのフィリーズとダブルヘッダーを戦っているが、その第1試合に先発した若手右腕AJ・スミス=ショウバーにアクシデントが発生した。3回裏、スミス=ショウバーはブライソン・ストットの打球を右かかとに受けたものの、交代せずに続投。しかし、直後に右ひじの不調を訴えてマウンドを降りた。ブライアン・スニッカー監督は「状態は良くなさそうだ」とコメント。試合終了後、ただちに故障者リスト入りが決定されている。

 現在22歳のスミス=ショウバーは2021年ドラフト7巡目指名で入団した速球派右腕。メジャー3年目の今季はここまで9試合に先発して44回1/3を投げ、3勝2敗、防御率3.86、42奪三振をマークしている。今月中旬に米公式サイト「MLB.com」が実施した新人王の模擬投票ではナ・リーグのトップに選出され、新人王候補の1人として注目されていた。

 スニッカー監督はスミス=ショウバーの故障について「打球が直撃したこととは全く関係がないと思っている」との見解。それよりも球速の低下を懸念しており、初回に99.6マイルを計測したスミス=ショウバーの速球は、3回裏には96マイル台、95マイル台、そして94マイル台へと球速が低下していた。

 故障者リストに登録されたスミス=ショウバーはすでに本拠地アトランタに向けて移動しており、より精密な検査を受ける予定。現時点では「右ひじ痛」と発表されているが、検査結果次第では手術が必要になる可能性もありそうだ。捕手のショーン・マーフィーが「彼はいいボールを投げていた。とても残念だ」と語っているように、先発ローテーションの一角を担っていたスミス=ショウバーの離脱はブレーブスにとって小さくない痛手となるだろう。


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