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ドジャースがブルペン補強 元オールスターのアレクシス・ディアスを獲得

2025.5.30 09:02 Friday

 投手陣に故障者が続出し、主力リリーバーの登板過多が目立っているドジャースがブルペン補強に動いた。日本時間5月30日、ドジャースはオールスター・ゲーム出場の経験もあるレッズの元クローザー、アレクシス・ディアスを獲得したことを発表。トレードの対価としてマイナー右腕のマイク・ビラーニがレッズに放出されている。また、ロースターの40人枠を空けるために、右腕エバン・フィリップスが60日間の故障者リストに移行された。

 現在28歳のディアスはメッツの守護神エドウィン・ディアスの弟としても知られる剛腕リリーバー。2022年にメジャーデビューして59試合で防御率1.84の好成績を残し、翌2023年には37セーブを挙げてオールスター・ゲーム初選出となった。ところが、昨季は60試合で28セーブを挙げながらも防御率3.99と安定感を欠き、今季は左ハムストリング痛で出遅れたうえに、6試合で防御率12.00という大不振。日本時間5月2日にマイナー降格が発表され、マイナーAAA級でも14試合で防御率4.61と精彩を欠いている。

 ドジャースはディアスを2027年シーズンまで(今季を含めて3シーズン)保有することができるため、今回のトレードは今季のみならず、今後数年間を見据えた動きと言えるだろう。トレードの成否は元オールスターのディアスを復活させることができるかどうかにかかっている。すでに年俸調停権を取得して、今季の年俸は450万ドルに上昇しており、もしディアスが復調できなかった場合、オフにはノンテンダーFAが検討される可能性もある。

 ディアスの対価としてレッズに移籍したビラーニは昨年のドラフト13巡目指名でドジャースに入団した右腕。今季プロデビューを果たし、マイナーのルーキーリーグで2試合に登板して2イニングをパーフェクトに抑え、5つの三振を奪っている。90マイル台中盤の速球と大きく曲がるスライダーを武器に、将来のクローザー候補として期待される。


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