カブスがブルペン補強 メッツ退団の左腕カブレラとメジャー契約
2025.5.30 09:40 Friday
日本時間5月30日、カブスは救援左腕ヘネシス・カブレラとメジャー契約を結んだことを発表した。カブレラは今季メッツとマイナー契約を結び、日本時間5月2日にメジャー昇格を果たしていたが、6試合に登板しただけでDFAに。アウトライトでのマイナー降格を拒否してFAとなり、ブルペン強化を目指していたカブスとの契約がまとまった。なお、カブレラの加入に伴い、ロースターの40人枠を空けるために、NPBでもプレー経験がある右腕ブルックス・クリスキーがDFAとなっている。
現在28歳のカブレラはカージナルス時代にセットアッパーとして活躍した実績がある左腕。短縮シーズンの2020年には防御率2.42、被打率.132という好成績を残し、翌2021年には自己最多の28ホールドを挙げた。2023年のシーズン途中にブルージェイズへ放出されたが、2023年は61試合、昨季も69試合に登板。2021年から昨季まで4年連続で2ケタホールドを記録している。
カブスがカブレラの獲得に動いたのは、ブルペンがチームの弱点となっているから。開幕前に期待されていた投手たちはことごとく期待を裏切っており、現在はドリュー・ポメランツ、ブラッド・ケラー、ダニエル・パレンシアといった投手たちがブルペンを支えている状況だ。カブレラの加入でポメランツ、ケイレブ・シールバーと合わせて左腕が3人となり、ブルペンの左右のバランスも良くなった。
DFAとなったクリスキーは31歳の右腕。2022年に横浜DeNA、2023年に埼玉西武でプレーした経験があり、昨季はマイナーAAA級で50試合に登板したものの、メジャーでの登板機会はなかった。今季は2年ぶりのメジャー復帰となったが、1試合に登板しただけでDFAに。カブスのマイナーに残ることもできるが、メジャーでプレーする機会を求めてFAを選択する可能性もありそうだ。