エンゼルス・ルーゴがマイナー降格 主砲トラウトが戦列復帰へ
2025.5.30 09:58 Friday
日本時間5月30日、エンゼルスは若手外野手のマシュー・ルーゴをマイナーAAA級ソルトレイクに降格させたことを発表した。これは故障者が復帰するための「枠空け」であると言われている。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者は、関係者から得た情報として「これは明日、エンゼルスがマイク・トラウトを復帰させることを意味する」とリポート。左ひざの故障で5月初めに故障者リスト入りした主砲トラウトの復帰が決まったようだ。
現在24歳のルーゴは日本時間5月10日にメジャー昇格を果たし、同日メジャーデビュー。最初の8試合で3本塁打を含む6本の長打を放つ好スタートを切ったが、その後は急速に失速し、現時点での成績は15試合で打率.231、3本塁打、6打点、OPS.814となっている。40打席で15三振を喫している一方、四球は1つもなく、マイナーで実戦経験を積む必要があるとの判断に至ったようだ。
MVP3度の実績を誇るスーパースターのトラウトは、今季から定位置のセンターを離れてライトにコンバート。これは健康を維持する目的があったが、その甲斐なく5月初めに故障者リストしていた。今季はここまで29試合に出場して打率.179、9本塁打、18打点、OPS.726という成績。マイナーでのリハビリ出場は行っておらず、いわゆる「ぶっつけ本番」でのメジャー復帰となる。
5月中旬以降のエンゼルスは左翼テイラー・ウォード、中堅ルーゴ、右翼ジョー・アデルの布陣が基本となっていたが、ここ数試合は新加入のクリス・テイラーがセンターを守る機会が増えていた。トラウトは復帰してライトに入り、今後は左翼ウォード、中堅テイラー、右翼トラウト、控えアデルという布陣で戦っていくことになりそうだ。なお、エンゼルスはあす日本時間5月31日から敵地でのガーディアンズ3連戦がスタートする。